移動式お墓「アモス」が登場!仏壇と墓石の概念を覆す新時代の供養スタイル


近年、お墓事情が大きく変化している中、有限会社伊藤石材工業が画期的な供養方法を提案した。それが、仏壇を兼ねた移動式お墓「Amos(アモス)」だ。
アモスは、遺骨を陶芸技術で成形・焼成し、手のひらサイズに収めた新しい形のお墓である。従来の墓石とは異なり、自宅に安置でき、持ち運びも容易だ。さらに、永代供養墓の利用権が付与されているため、将来的な不安も解消される。
この革新的な供養方法は、現代の生活スタイルや社会環境の変化に対応している。マンションやアパート暮らしで仏壇を置くスペースがない、お墓参りに時間と労力がかかる、複数の墓の管理が大変といった悩みを持つ人々にとって、アモスは魅力的な選択肢となるだろう。
アモス本体は、遺骨を焼成した後、表面に文字を彫刻してオリジナリティを出すことができる。専用の安置箱は2柱用と4柱用があり、A4サイズ程度とコンパクト。さらに、陶芸家が製作した一輪差しや香炉などの具足も用意されている。
価格は、アモス本体(永代供養権付き)が1柱33万円。4柱用の専用安置箱、具足、黒御影石の台座をセットにすると55万円(アモス1柱製作費含む)となっている。
開発担当の伊藤英朗氏は、「これまでの墓石販売だけでは、お客様に十分なサービスが行えないことを痛感しました」と語る。高齢者住宅での仏壇の問題や、家系断絶のリスクなど、現代社会が抱える供養の課題に対する解決策として、アモスは注目を集めそうだ。
伝統的な墓石や仏壇の概念を覆す「アモス」。これからの時代に合った新しい供養のあり方として、多くの人々の心に寄り添う存在となるかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000124084.html