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円城塔の最新作『去年、本能寺で』が大ヒット!秀吉の中国大返しに匹敵する驚異のスピード重版

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報道発表
プレスリリースより

SF界の巨匠として知られる円城塔氏の最新作『去年、本能寺で』が、発売からわずか1週間余りで重版決定という快挙を成し遂げた。この驚異的なスピードは、戦国時代の武将・豊臣秀吉が成し遂げた「中国大返し」に匹敵すると評されている。

本作は、日本の歴史を独自の視点で描いた短編集だ。表題作では、織田信長が何度も転生を繰り返すという斬新な設定が読者の心を掴んでいる。他にも、黒人の征夷大将軍・坂上田村麻呂の戦記や、アイドル親鸞の息子のツアーレポートなど、従来の歴史小説の枠を超えた作品が収録されている。

特に注目を集めているのが、「征夷大将軍」に「コマンダーインチーフオブジエクスピディショナリィフォースアゲインストザバーバリアンズ」というユニークなルビが振られた箇所だ。この斬新な表現がSNS上で話題となり、発売前から大きな期待を集めていた。

円城氏は『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』で第76回読売文学賞を受賞し、2026年放送予定の『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』のシリーズ構成・脚本も手がけるなど、国内外で高い評価を得ている作家だ。その実力が遺憾なく発揮された本作は、発売後すぐに書店で品切れや品薄が続出するほどの人気を博している。

『去年、本能寺で』は、従来の歴史小説の概念を覆す「円城史観」が全開の一冊だ。時空をスキップする戦国SFラプソディとも呼ばれるこの作品は、精緻な史料読解と圧倒的な想像力によって描かれている。歴史ファンはもちろん、SF愛好者にとっても見逃せない一冊となっている。

新潮社から2025年5月29日に発売された本書は、定価2,090円(税込)。既に重版が決定しているが、まだ入手できていない読者は、書店やオンラインショップでの早めの購入をおすすめする。歴史とSFが融合した新しい文学体験を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002171.000047877.html