直木賞候補作に震災サスペンスと歴史ミステリー!柚月裕子と青柳碧人の新作が話題沸騰


文学界に新たな風が吹き込む!第173回直木賞の候補作品が発表され、柚月裕子の『逃亡者は北へ向かう』と青柳碧人の『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』が注目を集めている。両作品は、それぞれ独自の視点から日本の歴史と社会を描き出し、読者の心を掴んでいる。
柚月裕子の『逃亡者は北へ向かう』は、東日本大震災直後の東北を舞台にした震災クライムサスペンス。殺人を犯して逃亡する青年と、津波で娘を失いながらも容疑者を追う刑事の物語が、緊迫感あふれる筆致で描かれている。『孤狼の血』や『盤上の向日葵』で知られる著者が、自身の地元である東北の姿を鮮やかに描き出す。
一方、青柳碧人の『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』は、日本文学界の巨匠・江戸川乱歩と、「命のビザ」で知られる外交官・杉原千畝の若き日々を描いた歴史ミステリー。大学の先輩後輩だった二人の交流を軸に、横溝正史や松岡洋右との出会いなど、誰も知らなかった文学史の裏側が明かされる。『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の著者が放つ、新たな歴史小説の傑作だ。
両作品とも2025年の発売予定だが、すでに文学ファンの間で大きな話題を呼んでいる。柚月裕子の作品は2月27日、青柳碧人の作品は5月14日に発売される。直木賞の選考会は7月16日に行われる予定で、結果が待ち遠しい。
日本の文学界に新たな歴史を刻むかもしれない、これらの作品。震災後の社会を描いた現代サスペンスと、昭和初期の文豪たちの青春を描いた歴史小説。どちらも読者の心を揺さぶる力作となりそうだ。直木賞候補作として選ばれただけあり、今後の展開が楽しみである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002157.000047877.html