アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア（SSFF & ASIA）2025」のアワードセレモニーが、6月11日にLINE CUBE SHIBUYAで開催された。世界108カ国・地域から集まった4,592作品の中から、グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」を含む13部門の受賞作品が発表された。

グランプリに輝いたのは、ファビアン・ムンスターヤーム監督の『破れたパンティーストッキング』。映画祭代表の別所哲也氏は「限られた空間と登場人物で、人間の愛おしさや葛藤を描ききった、深みのある傑作」と絶賛した。ムンスターヤーム監督は「子どもの頃からジョージ・ルーカスの作品に強い影響を受けてきました。そんな彼の名を冠した賞をいただけたこと、本当に光栄です」と喜びを語った。

セレモニーには上野樹里、小西真奈美、JO1の大平祥生らが登場。上野は審査員を務めた感想を「どの作品も社会課題への鋭い視点と高い表現力に満ちており、深い感動と気づきを得ることができました」と語った。

今年は新設された「最震賞 supported by CRG」や「サイバーエージェント縦型アワード」も注目を集めた。また、東京都と映画祭が立ち上げた「サステナブル・リカバリー プロジェクト」から生まれた作品『日の出を知らない街』の紹介では、小池百合子東京都知事も登壇し、「東京から世界へ羽ばたくクリエイターがどんどん生まれることを願っています」とエールを送った。

映画祭アンバサダーのLiLiCoは「今年は夫婦愛を感じる作品が多く、時代が反映されていると感じました」と総括。国際的な短編映画の祭典として、新たな才能の発掘と映像文化の発展に貢献し続けるSSFF & ASIAの今後にも期待が高まる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000316.000037516.html