「オバケ?」展から生まれた不思議な絵本『せんめんじょできっちんで』が2025年夏に登場!


日常の中に潜む不思議な存在、「オバケ」。その姿を捉えた新しい絵本が誕生する。ブルーシープ株式会社から2025年7月10日に発売される『せんめんじょできっちんで』は、詩人ウチダゴウと絵本作家ザ・キャビンカンパニーがコラボレーションした作品だ。
この絵本は、「オバケ?」展への出品作品から生まれた。ウチダゴウが日常風景の中に得体の知れないオバケの存在を詩に綴り、ザ・キャビンカンパニーがそれを視覚化。「きみとぼく」の物語が動き出し、新しいオバケの絵本が誕生した。
特筆すべきは、ザ・キャビンカンパニーが色数を抑えて描いた絵だ。日常に潜む不穏さを際立たせ、読者の想像力を刺激する。グラフィックデザイナーの髙田唯による装丁も、モノトーンを基調としたデザインと揺れるタイポグラフィで作品世界に深みを加えている。
興味深いのは、この絵本が詩人と絵本作家が直接言葉を交わすことなく生まれたという点だ。互いの作品を通じてコミュニケーションを取り、それぞれの解釈と創造性が融合した結果が本書となっている。
『せんめんじょできっちんで』は、B5変型、上製、34ページで、税込1,980円。全国の書店で販売されるほか、「オバケ?」展の会場でも入手可能だ。展覧会は2025年7月10日から8月31日まで福岡アジア美術館で開催され、その後全国を巡回する予定。
日常を新しい目で見る機会を与えてくれるこの絵本。読むたびに世界が変わって見える、不穏で不思議な体験をしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000035843.html