地域の課題解決にアートの力を活用する「芸術起業家」の育成を目指す『芸術起業塾／Artpreneurs Academy』の受講生募集が始まった。この画期的な取り組みは、アートやデザインを通じて地域振興に貢献する人材の輩出を目的としている。

本講座は、国内最大級のアートNPOを立ち上げた山出淳也氏がファシリテーターを務める。3年間の連続講座として計画されており、令和7年度から開始予定だ。受講生は、山出氏の経験豊富な経営手法や、各分野の第一線で活躍するゲスト講師たちの実践的な知識を学ぶことができる。

講座内容は多岐にわたり、芸術祭の意義や運営方法、クリエイティブな地域課題解決アプローチなど、幅広いテーマを扱う。特筆すべきは、瀬戸内国際芸術祭の現地視察や、総合ディレクターである北川フラム氏による基調講演など、第一線の現場で学べる機会が用意されていることだ。

募集対象は、将来的に起業や法人経営を目指す人材。すでに起業している方や、組織内で新規事業の立ち上げを考えている方も歓迎だ。講座修了後は、大分県内の自治体と連携した地域振興事業への参画も視野に入れている。

応募締切は令和7年7月21日。書類選考を通過した方には、オンライン面談による2次審査が行われる。受講料は3,000円で、Art Fair Beppu2025の入場料なども含まれている。

この『芸術起業塾』は、アートの力で地域を変える新たな挑戦者たちの登竜門となりそうだ。創造力と経営力を兼ね備えた「芸術起業家」の誕生に、今後の展開が期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000139830.html