人気イラストレーター、マツオヒロミの魅力が詰まった作品集が、新たな装いで登場する。株式会社翔泳社から2025年6月23日に発売される『［新版］エキゾチカ マツオヒロミ作品集 ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK』は、2016年に刊行されたロングセラーの作品集を基に、新たな要素を加えて生まれ変わった一冊だ。

本書の最大の特徴は、マツオヒロミ自身が新たに描き下ろしたカバーイラストだ。「旧版の表紙イラストを、もし今リブートしたら…」というテーマで制作されたこのイラストは、マツオヒロミの現在の技量と感性が存分に発揮された渾身の一枚となっている。さらに、このカバーイラストのメイキングも特別収録されており、作家の創作プロセスを垣間見ることができる。

内容面では、旧版の作品集パートやメイキング、ラフスケッチ集はそのまま引き継がれている。これらは、マツオヒロミのキャリア初期の作品群を網羅しており、彼女の独特なレトロモダンな世界観の形成過程を追うことができる。加えて、新規のインタビューも収録され、作家の現在の思いや創作に対する姿勢を知ることができるだろう。

本書の魅力は、単なる作品集にとどまらない点にある。広色域インキを使用した鮮やかな印刷により、マツオヒロミの繊細な色使いや細部までこだわり抜かれた描写を存分に堪能できる。また、「エキゾチカ」という新たなタイトルが付けられ、カバーデザインも一新されたことで、既存のファンはもちろん、マツオヒロミの作品に初めて触れる人にとっても、新鮮な魅力を感じられる一冊となっている。

マツオヒロミは、2010年から本格的な活動を開始し、独特のレトロモダンな世界観で多くのファンを魅了してきた。『百貨店ワルツ』『マガジンロンド』などの代表作を持ち、2024年には弥生美術館で個展「マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア」を開催するなど、その人気と評価は高まる一方だ。

『［新版］エキゾチカ マツオヒロミ作品集』は、イラストレーションの「今」を象徴する作家に焦点を当てた「ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK」シリーズの一冊。マツオヒロミの魅力的な作品世界に浸りたい人、イラストレーションの舞台裏を覗きたい人にとって、まさに垂涎の一冊と言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000578.000034873.html