北海道千歳市の空港開港100周年を記念し、教育事業を展開する株式会社コエルワとチャイナエアラインが共同で、ユニークな宿泊型ワークショップ「PICTURE OF 171Q」を開催する。このイベントは、高校生・大学生を対象に「空港を核としたまちづくり」をテーマに、新たなリーダーシップの形成を目指すものだ。

「171Q」という名称には、日本の1719番目の新しいまちづくりを考えるという意味が込められている。参加者は2泊3日のプログラムで、普段は立ち入ることのできない空港施設の視察や、滑走路上での業務体験など、特別なフィールドワークを通じて空港の多面的な役割を学ぶ。さらに、千歳市内のお寺に宿泊しながら、学生同士の交流を深め、北海道の"玄関"としての千歳の未来像を構想する。

このプログラムの特徴は、教育のプロフェッショナルであるコエルワと、航空業界のリーダーであるチャイナエアラインが連携することで実現した、実践的かつ独自性の高い内容にある。参加者は、国際線ターミナルや機内の視察、機内食の試食、税関検査の体験など、普段では体験できない航空業界の裏側を知ることができる。

千歳市の横田隆一市長は、「空港と共に発展してきた千歳の未来を、若い世代と共に考えることができる素晴らしい機会」と期待を寄せている。また、チャイナエアライン札幌支店の後藤弘一氏は、「このワークショップが若者たちの新たな挑戦の一歩となり、地域と世界をつなぐ架け橋となることを期待している」とコメントしている。

「PICTURE OF 171Q」は、2025年6月と7月の2回にわたって開催される。各回15名の参加者を募集しており、千歳市以外からの参加も歓迎している。このユニークな体験を通じて、参加者たちが千歳市と北海道の未来を担う新たなリーダーとして成長することが期待されている。

詳細情報や参加申し込みは、POQ公式ウェブページ（https://poq2025-in-chitose.studio.site/）で確認できる。未来の北海道の玄関口をどのように描くのか、若者たちの斬新なアイデアに注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000072875.html