100年の日本グラフィックデザイン史が一堂に!渋谷で開催される画期的な展覧会とは


東京・渋谷のオルタナティブスペース「Kura」で、日本のグラフィックデザイン史を100年にわたって辿る画期的な展覧会が開催される。UltraSuperNewが主催する『Fracture: Japanese Graphic Design 1875–1975』は、2025年7月11日から26日まで行われる注目の展示だ。
本展は、国際的に評価の高いデザイナー兼研究者のイエン・ライナムによる同名の書籍を基に構成されている。明治期から戦前・戦後を経て、プレ・デジタル時代に至るまでの日本のグラフィックデザインの変遷を、多角的な視点から紐解く内容となっている。
展示方法も独特だ。"アーカイブ・オン・ディスプレイ"形式を採用し、書籍に掲載された図版を空間に展開。実際のポスターや印刷物とともに、書籍を"解体"・"再構築"する構成を通じて、来場者に体験としてのデザイン史を提示する。この斬新なアプローチにより、デザイン愛好家だけでなく、一般の方々にも日本のビジュアル文化の魅力が伝わることだろう。
会場となるUltraSuperNew KURAは、若者文化の発信地として知られる渋谷に位置し、アジアのクリエイターたちの作品発表の場としても機能している。この立地も相まって、本展は日本のデザイン史を学ぶだけでなく、現代のクリエイティブシーンとの接点を感じられる貴重な機会となりそうだ。
入場は無料で、火曜から土曜まで開館している。オープニングレセプションは7月11日の19時から21時まで開催予定。デザイン、アート、日本文化に興味がある方はもちろん、新しい視点で日本の歴史を見つめ直したい方にもおすすめの展覧会といえるだろう。
日本のグラフィックデザイン100年の軌跡を、革新的な展示方法で体験できる稀有な機会。この夏、渋谷で日本のビジュアルカルチャーの奥深さに触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000077503.html