東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が、注目の創作支援プロジェクト「START Box」の新規入居者を募集している。この度、渋谷区笹塚・幡ヶ谷エリアの「START Box ササハタハツ」と「START Box お台場」の2施設で、10月からの利用を希望するアーティストを対象に応募を受け付けることとなった。

「START Box」は、若手アーティストの創作活動を支援するために、都営住宅や公社住宅の空き店舗を活用したプロジェクト。アトリエの確保が困難な若手クリエイターに対し、リーズナブルな料金で創作スペースを提供するとともに、作品発表の機会や地域との交流の場も設けている。2023年4月にオープンした「START Box ササハタハツ」と同年11月にオープンした「START Box お台場」では、これまでに延べ52名のアーティストが利用し、中には海外の展覧会やコンクールで活躍する者も出てきているという。

今回の募集対象は、美術、写真、メディア芸術などのビジュアルアーツ分野で活動する18歳以上40歳程度までのアーティスト。応募資格として、都内在住・在勤、または都内の学校卒業者であることが条件となっている。また、地域交流イベントへの積極的な参加も求められる。

募集期間は2025年7月3日から7月28日まで。応募はオンラインで受け付けており、詳細は「START Box」の公式ウェブサイトで確認できる。選考結果は8月末頃に通知される予定だ。

アーティストの卵たちにとって、創作活動の拠点を確保することは大きな課題の一つ。「START Box」は、そんな若手クリエイターたちの夢を後押しする貴重な機会となりそうだ。創作意欲に満ちた若手アーティストたちの応募が期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000843.000038211.html