渋谷の中心部に位置する新しいレンタルスペース「階段室（たまりば）」が、アーティストやクリエイターに向けて無料モニター募集を開始した。この取り組みは、日本有数のカルチャー発信地である渋谷で、才能あるクリエイターたちに作品発表の機会を提供し、その活動を支援することを目的としている。

「階段室」は、渋谷駅から徒歩5分の好立地にある渋谷アクシュ3階に2024年にオープンしたばかりの約30㎡のユニークな空間だ。その最大の特徴は、従来の平面的な展示スペースとは一線を画す立体的な構造にある。階段状の設計により、来場者の視線の動きや作品との距離感に変化をもたらし、作品体験をより豊かなものにしている。

今回の無料モニター募集では、絵画、写真、彫刻などの作品を制作するアーティストやクリエイター、アートコレクティブを対象に、3組限定で2週間分の会場費を無償で提供する。通常168万円相当の会場費が無料になるだけでなく、広報サポートや次回利用時の割引特典なども用意されている。

展示期間は2025年10月1日から2026年7月31日までの間で、各アーティストに2週間が割り当てられる。利用可能時間は1日10時間（10:00～20:00）となっている。階段への展示物の設置はもちろん、壁面への展示やプロジェクターを使った投影、さらには階段を客席として活用したギャラリートークなど、空間の特性を活かした多様な表現が可能だ。

応募締切は2025年8月31日。ただし、応募が多数の場合は早期に受付を終了する可能性もある。選考は階段室運営事務局によって行われ、選考通過者には2025年9月3日以降に順次連絡が入る予定だ。

この機会に、渋谷の新たなアートスポットで自身の作品を披露してみてはいかがだろうか。創造性豊かなアーティストたちの参加を通じて、「階段室」がさらなる賑わいを見せることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000033364.html