山田詠美、デビュー40周年の集大成!「女流作家」時代を描く渾身の長編小説が登場
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日本文学界の重鎮、山田詠美が小説家デビュー40周年を迎える。その記念作として、河出書房新社から長編小説『三頭の蝶の道』が2025年10月16日に発売される。本作は、「女流作家」という言葉が当たり前に使われていた時代を舞台に、情熱的に小説を書き上げた女性作家たちの物語だ。
山田詠美といえば、1985年に『ベッドタイムアイズ』でデビューし、一躍文壇の注目を集めた作家だ。当時26歳だった山田の斬新な作品は社会に衝撃を与え、デビュー作としては異例の70万部を超えるベストセラーとなった。その後も『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』で直木賞、『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞など、数々の文学賞を受賞。日本を代表する作家として、常に文学の最前線で作品を発表し続けてきた。
今回の『三頭の蝶の道』は、山田自身が「大先輩たちの姿を四十年間末席で見詰め続けた私だからこそ書けた」と語る渾身の一作だ。2年ぶりとなる長編小説は、山田ファンはもちろん、文学愛好家にとっても見逃せない作品となりそうだ。
本作の発売を記念して、全国3都市(名古屋、大阪、東京)で刊行記念イベントが開催される。ファンにとっては、山田詠美の生の声を聴ける貴重な機会となるだろう。
また、10月7日発売の季刊文芸誌「文藝」では山田詠美特集が組まれる。40年の歳月を経て、さらに磨きがかかった山田の文学世界を堪能できる機会が続々と用意されている。
『三頭の蝶の道』は、四六判上製で240頁、税込価格1,980円。電子書籍版も同時発売予定だ。さらに、俳優の高畑淳子による朗読のAudible版も配信中とのこと。様々な形で山田詠美の新作を楽しめるのも、現代ならではの醍醐味と言えるだろう。
日本文学界の重要な一角を占める山田詠美。その40年の軌跡を凝縮した本作が、どのような反響を呼ぶのか。文学ファンの期待は高まるばかりだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001017.000012754.html