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書店員が選ぶ「売りたい本」が決定!角幡唯介、宮崎拓朗、俵万智の3作品がノミネート

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報道発表
プレスリリースより

全国の書店員が「もっとも売りたい!」と思うノンフィクション作品を選ぶ「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」のノミネート作品が発表された。株式会社新潮社から、角幡唯介さん『地図なき山』、宮崎拓朗さん『ブラック郵便局』、俵万智さん『生きる言葉』の3作品が選出されている。

「書店員が選ぶノンフィクション大賞」は2023年に創設された賞で、全国の書店員が今最も「売りたい」と思った作品に与えられる。第1回は西加奈子さんの『くもをさがす』、第2回は三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が受賞しており、今回が3回目の開催となる。

角幡唯介さんの『地図なき山――日高山脈49日漂泊行』は、探検家である著者が地図を持たずに日高山脈に挑んだ冒険を描いたノンフィクション。情報過多の現代社会に疑問を抱いた著者が、文明の衣を脱ぎ捨てて大自然と向き合う姿が描かれている。

宮崎拓朗さんの『ブラック郵便局』は、日本郵政グループの内部事情を暴く驚愕のルポルタージュだ。異常なノルマや保険勧誘の実態、幹部の行動、さらには政治との癒着など、郵便局の窓口の向こう側に広がる絶望的な状況を明らかにしている。

俵万智さんの『生きる言葉』は、現代社会におけるコミュニケーションの在り方を考察したエッセイ。スマートフォンやインターネットが日常となった今、言葉の力が生きる力となる時代に、日本語の使い方をどう鍛えるべきかを、歌人ならではの視点で探っている。

これら3作品は、それぞれ独自の視点から現代社会の課題に切り込んでおり、読者に新たな気づきを与える力を秘めている。「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」の結果発表が待たれるところだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002263.000047877.html