竹の力で未来を拓く!131年の伝統企業が「エコプロアワード」で快挙
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高知県の老舗竹材メーカー、虎斑竹専門店 竹虎が「第8回エコプロアワード」で奨励賞を受賞した。創業131年の歴史を持つ同社は、持続可能な竹文化の継承と環境に配慮したものづくりで高い評価を得た。
受賞の決め手となったのは、虎斑竹(とらふだけ)を中心とした一貫生産システムだ。竹林の育成・管理から製造・販売まで、すべての工程を自社で手がけることで、資源の無駄を最小限に抑えている。特筆すべきは、使用できない端材や規格外の竹も「伏せ窯竹炭」として再利用し、消臭・調湿効果の高い製品に生まれ変わらせる点だ。
竹虎の取り組みは環境保護の面でも注目を集めている。竹は成長が早く、わずか3カ月で20メートル以上に達する生命力を持つ。さらに、一般的な樹木よりもCO2吸収量が多いことから、地球温暖化対策としても優れた素材だと言える。
同社の製品は、伝統と革新のバランスが絶妙だ。約700度のバーナーで「油抜き」を行った後、熟練職人の手によって曲がりを矯正し、美しい竹細工へと仕上げられる。青竹踏みや草履、食品包装用の竹皮など、現代の暮らしに溶け込む商品を全国に届けている。
経営面でも、地元雇用の創出や柔軟な労働環境の整備を通じて、持続可能な職場づくりを推進。他の事業者のEC参入を促す起点ともなっており、地域経済の活性化にも一役買っている。
今回の受賞は、竹虎が長年にわたって実践してきた循環型の製造と文化継承が認められた証だ。同社は今後も、竹の持つ力と魅力を通じて、よりよい未来のために持続可能な取り組みを進めていくという。伝統産業と環境保護の融合が、新たな可能性を切り拓いていく。その先駆者として、竹虎の今後の展開に注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000033525.html