マンガ・イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」を展開するセルシスが、創作ソーシャルネットワーク「Artfol」と共同で、世界規模のコミックコンテスト「第6回 Global Comic Awards」を開催する。今回のテーマは「Déjà Vu（デジャヴ）」。グランプリには賞金48万円と豪華副賞が用意されており、世界中のマンガ家やイラストレーターにとって、大きなチャンスとなりそうだ。

本コンテストの特徴は、その国際性にある。審査員には、イタリア出身で国際的に活躍する漫画家Mirka Andolfo氏と、アメリカ出身のイラストレーター兼デザイナーJaki King氏を迎え、グローバルな視点で作品を評価する。さらに、KADOKAWA、少年サンデー、Star Comics、Ki-oonなど、世界17社の大手出版メディアが協力メディアとして参加。優れた作品には各メディアでの発表やデビューの機会も提供される。

応募作品は1ページマンガ（最大10コマ）で、オリジナル作品に限る。言語は英語が推奨されるが、全ての言語での応募が可能だ。注目すべきは、AI生成作品は応募できないという点。人間の創造性と技術が評価される場となっている。

このコンテストは、セルシスが掲げる「CREATOR JOURNEY」の一環として位置づけられている。世界中のクリエイターの創作活動を支援し、新たな才能の発掘と育成を目指す取り組みだ。応募期間は2025年9月1日から11月28日まで。結果発表は同年12月を予定している。

マンガ・イラスト業界で活躍したい人、自分の作品を世界に発信したい人にとって、このコンテストは絶好の機会となるだろう。世界中のクリエイターたちが「デジャヴ」というテーマをどう解釈し、どんな作品を生み出すのか。業界関係者からも大きな注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001016.000005223.html