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大阪・関西万博で見逃せない!廃プラが蘇る驚きの壁画アート、その意味とは

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報道発表
「超密」 作:田中 拓実 氏(プレスリリースより)

2025年の大阪・関西万博で、目を引く展示が登場する。株式会社サニックスホールディングスが「TEAM EXPOパビリオン」に出展する、海洋・産業廃棄物由来の廃プラスチックを使用した壁画アートだ。この独創的な取り組みは、環境問題への意識を高めるだけでなく、アートの新たな可能性も示している。

展示されるのは、横3.3m、縦2.3mの大型壁画。通常なら廃棄される運命にあったプラスチックが、アール・ブリュット作家・田中拓実氏の手によって生まれ変わった。「超密」と名付けられたこの作品は、生態系と人間社会の多様性が共存する様子を表現している。

注目すべきは、使用される素材だ。海洋プラスチックごみや工場で回収された廃プラスチック、さらには再生生分解性プラスチックが用いられている。これらの素材を芸術作品に昇華させることで、環境保護と芸術の融合という新しい価値を生み出している。

田中氏は、静岡県立藤枝特別支援学校の卒業生を中心に形成されたアートクラブ「wonderfulart COMMUNITY」に所属する作家だ。下書きをせずに一気に描き上げる独特の手法で知られており、その斬新な表現力が今回の作品にも遺憾なく発揮されている。

この展示は、2025年9月8日から14日までの1週間限定で公開される。夢洲(ゆめしま)フューチャーライフゾーンの「TEAM EXPOパビリオン」で見ることができる。広陽商工株式会社と有限会社名古屋工芸の協力のもと制作された本作品は、環境問題への取り組みとアートの可能性を同時に体感できる貴重な機会となるだろう。

サニックスホールディングスは、「次世代へ快適な環境を」という企業理念のもと、環境とエネルギーに関する幅広い事業を展開している。今回の展示を通じて、自然と人間、社会と環境の関係性について来場者に考えるきっかけを提供し、持続可能な社会の実現に向けた意識啓発を目指している。

大阪・関西万博では、この壁画アート以外にも多くの革新的な展示が予定されている。しかし、廃棄物を美しいアートに変える今回の取り組みは、環境保護とアートの融合という点で特に注目に値する。この展示を通じて、私たちは日常生活で何気なく捨てているものの価値を再考し、資源の循環利用について深く考えさせられるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000025581.html