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宮古島発「ジュゴン調査ツアー」が注目の的に!Japan Travel Awards 2026ファイナリストに選出

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報道発表
プレスリリースより

沖縄県宮古島発の「ジュゴン調査ツアー」が、Japan Travel Awards 2026のファイナリストに選出された。このユニークなツアーは、一般社団法人マナティー研究所が企画・監修し、地域企業の株式会社蟹蔵と連携して実施されている。

ジュゴンは体長3メートル超、体重300kg以上にもなる大型の水生動物で、現在は絶滅が危惧されている。このツアーでは、参加者が宮古島の伝統的な木造漁船「サバニ」に乗り込み、ジュゴンが食べた海草の痕跡やフンを探す調査活動を行う。これにより、海洋生態系の仕組みや環境保全の重要性を体験的に学ぶことができる。

ツアーの特徴は、単なる観光にとどまらず、「調査」という冒険的な要素を取り入れている点だ。参加者は、ジュゴンの食痕とふんを発見した蟹蔵の代表・吉浜崇浩氏から直接話を聞くことができる。また、マナティー研究所の専門家が監修したプログラムにより、海草藻場や海の生きものの暮らしについて深く学べる。

今後、ツアーはさらに進化を遂げる予定だ。9月末からは、シュノーケリングを取り入れた新プログラムが始まる。参加者は実際に海に入り、ジュゴンの生息環境をより直接的に体験できる。また、「マンタ法」と呼ばれる水中観察方法も導入され、広範囲の海底を効率的に調査する技術を学べる。

さらに、環境保全への取り組みとして、ジュゴンの餌となる海草の植樹体験も計画されている。これは、失われつつある海草藻場の回復に貢献するとともに、参加者の環境意識を高める狙いがある。

マナティー研究所は、このツアーを通じて「科学の視点で行うエコツアー」を推進し、楽しみながら学べる「海の授業」を提供している。Japan Travel Awardsでの評価は、この取り組みが観光と環境保全を両立させる先進的なモデルとして認められたことを示している。

ジュゴン調査ツアーは、単なる観光体験を超えた、環境教育と地域貢献を融合させた新しい形のエコツーリズムとして注目を集めている。今後の展開が期待される中、2026年2月8日には「海牛祭り」と題したイベントも予定されており、ジュゴンやマナティーに関する最新の研究情報が共有される予定だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000062436.html