脳科学者と画家が語る「ゾンビ化する社会」と絵画の関係性 - WHAT MUSEUMで注目のトークイベント開催
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現代アートと建築のミュージアム「WHAT MUSEUM」が、画家・諏訪敦と脳科学者・中野信子によるトークイベント「『ゾンビ化する社会』で絵画を考える」を2025年9月28日に開催する。このイベントは、同ミュージアムで開催される諏訪敦の大規模個展「諏訪敦|きみはうつくしい」に関連したものだ。
諏訪敦は、自身の写実的な絵画表現を「ゾンビ化した絵画様式」と形容している。一方、中野信子は著書「ゾンビ化する社会」で現代社会における人間の行動や思考パターンを分析している。このトークイベントでは、両者が「ゾンビ」という概念をどう捉えているのか、そしてそれが芸術や社会の問題とどのように関連しているのかについて、分野を越えた対話が展開される。
さらに、両氏に共通する視覚現象「閃輝暗点」にも注目する。諏訪はこの現象が絵画制作に大きな影響を与えてきたと語っており、中野も同じ症状を経験している。視覚の変容が知覚や創作にどう作用するのかを考察する貴重な機会となりそうだ。
イベントには、展示構成を担当した宮本武典がモデレーターとして参加。中野の展示への所感や、展示空間の見え方についても深堀りする予定だ。異なる分野の第一人者による対話を通じて、諏訪敦の作品をより深く理解する機会となることが期待される。
トークイベントは無料だが、参加には別途WHAT MUSEUMのセットチケット(2,000円)の購入が必要。定員は40名で事前申込制となっている。現代アートや脳科学に興味がある人はもちろん、社会の変化や人間の知覚について考えを深めたい人にとっても、刺激的なイベントになりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000440.000014158.html