人気俳優・坂口涼太郎の初エッセイ『今日も、ちゃ舞台の上でおどる』が、読者の心を掴んで離さない。「ラウール」主演ドラマ「愛の、がっこう。」での好演や、「ちはやふる」シリーズ、NHK連続テレビ小説「おちょやん」「らんまん」など、数々の話題作で注目を集める坂口。その初のエッセイが、予想を超える反響を呼び、重版が決定した。

本書の特徴は、坂口が提唱する「らめ活（あきらめ活動）」にある。これは単なる諦めではなく、「今の自分を明らかにして最善の選択をしていく」という前向きな生き方だ。関西弁特有のリズミカルな文体で綴られた本書は、働き方や人間関係、自己肯定感など、現代人が抱える悩みに切り込んでいく。

「あたりまえの日常こそが人生の舞台だ」というメッセージは、多くの読者の共感を呼んでいる。坂口は「ネガティブな感情さえもポジティブな生活の知恵につなげていく」という独自の視点で、日常の隠れた価値を見出す。この「あきらめ」というレンズを通して日常を見ることで、読者は新たな気づきを得られるという。

本書の人気は書店でも顕著だ。東京・代官山 蔦屋書店と三軒茶屋トワイライトで開催された「らめ活選書フェア」では、1カ月で100冊以上を売り上げる大成功を収めた。坂口自身が選んだ「自分迷子に効く20冊」をコメント付きで紹介し、時には書店員として売り場に立つなど、ユニークな取り組みも話題を呼んだ。

重版決定を受けて坂口は、「読者の皆様がそれぞれに咀嚼してくださり、それぞれのちゃ舞台の上でおどってくださっていることがとてもうれしい」とコメント。さらに「世界ちゃ舞台化計画」という壮大な構想も明かし、「そんなわけないやろ」と自らツッコミを入れつつも、「あきらめることをあきらめずに、全力で祈りながら」今後も活動を続けていく意欲を示した。

『今日も、ちゃ舞台の上でおどる』は、単なる芸能人のエッセイを超えた、現代を生きるすべての人へのエールとなっている。「らめ活」を実践し、日常に隠れた価値を見出すことで、人生がより豊かになるかもしれない。坂口涼太郎の独特の世界観と、心温まるメッセージが詰まった一冊は、今後さらに多くの読者の心を掴んでいくことだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007627.000001719.html