重度障害者の可能性を広げる!ユースタイルラボラトリーが全国からパラアート作品を募集開始
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介護福祉サービス大手のユースタイルラボラトリー株式会社が、重度障害者のアート作品を活用する「ユースタイルパラアートプロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトでは、全国から広くパラアート画の募集を行い、選ばれた作品は広報活動やグッズ販売に活用される。
同社は「すべての必要な人に、必要なケアを届ける。」をミッションに掲げ、重度訪問介護事業を中心とした包括的介護福祉サービスを全国に提供している。今回のプロジェクトは、障害当事者の方々の音楽・アート・執筆・スポーツなどの活動を応援する取り組みの一環だ。
プロジェクト立ち上げのきっかけは、同社の重度訪問介護サービス利用者である田中茜吏さんと山本総来さんの作品だった。両氏は四肢を自由に動かすことが困難だが、特殊なデバイスを使用して素晴らしい作品を制作している。これらの作品をデザインしたオリジナルスタッフTシャツが社内で好評を博し、外部からも販売を望む声が上がったことから、プロジェクトの通年運営が決定した。
応募作品は社内審査を経て、選ばれたアーティストと正式に契約を結ぶ。契約金は1作品につき50,000円(税込)で、著作権はアーティストに帰属する。選ばれた作品は、オリジナルグッズ制作販売プラットフォーム「SUZURI」内の専用ショップで販売される。アーティスト自身がショップを開設する場合は、販売利益を自由に設定でき、全額がアーティストの収益となる。
ユースタイルラボラトリーは、このプロジェクトを通じて障害当事者の方々の活動を広く知ってもらう機会を創出し、だれもが互いの可能性を信じ、自分らしく生きられる社会の実現を目指している。重度障害者の創造性と可能性に光を当てるこの取り組みは、多様性を尊重する社会づくりの一歩となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000151774.html