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注目の若手陶芸家・坂本拓磨の個展が開催!300年の伝統「小鹿田焼」の魅力に迫る

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報道発表
プレスリリースより

伝統と革新が融合する世界で、若き陶芸家の才能が輝きを放っている。大分県の山あいに根付く「小鹿田焼」の伝統を受け継ぎながら、現代的な感覚を取り入れた作品で注目を集める坂本拓磨氏の個展が、東京・代々木上原の器のセレクトショップ「IEGNIM」で開催される。

小鹿田焼は、約300年の歴史を持つ大分県の伝統工芸だ。素朴で力強い美しさから「世界一の民藝」とも称され、多くの愛好家を魅了してきた。その伝統を受け継ぐ坂本氏は、わずか21歳で「日本民藝協会賞」を受賞。さらに2022年には2度目の受賞を果たすなど、その実力は折り紙付きだ。

今回の個展では、マグカップやお茶碗といった日用食器から、植木鉢や壺まで、多彩な作品が展示される。坂本氏の作品の特徴は、伝統的な技法を守りつつ、現代の生活様式に合わせた使いやすさを追求している点だ。「使う人が良いと感じること」を重視し、自ら器を使いながら改良を重ねる姿勢が、多くのファンの心を掴んでいる。

小鹿田焼の魅力は、その独特の模様にもある。「飛び鉋」「刷毛目」「櫛描き」「指描き」など、多彩な技法が駆使され、釉薬の流れが生み出す偶然の表情も見どころだ。坂本氏は、これらの伝統技法を活かしつつ、現代的なエッセンスを加えた作品を生み出している。

個展は2025年9月20日から28日まで開催される。20日と21日には坂本氏本人が在廊予定で、作品に込めた思いを直接聞ける貴重な機会となりそうだ。伝統工芸に興味がある方はもちろん、日々の暮らしに彩りを添える器を探している方にもおすすめの展示会となるだろう。

300年の歴史と若き陶芸家の感性が織りなす小鹿田焼の世界。坂本拓磨氏の作品を通じて、日本の伝統工芸の奥深さと、現代に息づく民藝の魅力を体感してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000013151.html