「OPEN SITE 10」開幕!アート界注目の公募展、トーキョーアーツアンドスペースで多彩な表現が集結
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トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する注目の企画公募プログラム「OPEN SITE 10」が、10月11日(土)からPart 1の幕を開ける。今年で10回目を迎えるこのイベントは、あらゆる表現活動が集まるプラットフォームを目指し、展覧会やパフォーマンス、トーク・イベント、ワークショップなど多岐にわたる企画を2会期にわたって開催する。
Part 1では、570もの企画の中から厳選された5つの企画が実施される。展示部門ではカルロス・ヴィエルマと丸山翔哉、パフォーマンス部門では藤田一樹とメイ・リウ、そしてdot部門では加藤康司による企画が展開される。
カルロス・ヴィエルマの「A mechanical wilderness」は、メキシコのゴーストタウンを舞台にしたビデオ・インスタレーション。SF小説『火星年代記』にインスパイアされた作品で、火星探査機を主人公に、移動、入植、そして地球における人間の存在について探求する。
丸山翔哉の「Virtual Field Recording ―万物の声を聴く―」は、ゲームフィールド内の音を収集する参加型インスタレーション。仮想空間での音の収集を通じて、音を聴く行為の意味や可能性を問い直す試みだ。
パフォーマンス部門では、藤田一樹の「暫定的に分身」が注目を集める。不登校経験をもとに、社会から孤立する身体を即興性と偶然性を通じて考察するソロダンス・パフォーマンスだ。また、メイ・リウの「Homesick for Another World: a film unfolding in space」は、過去と現在と未来が重なり合う学際的なマルチメディア・パフォーマンスで、抑圧された状況での夢をテーマに探求する。
dot部門の加藤康司「インスタント・デモ(デモの練習)」は、参加者とともにアートを入り口にデモについて考え、対話し、実際に「練習」を行うワークショップ。日常の不満を言葉にし、自由に着飾って行進するユニークな企画だ。
「OPEN SITE 10」は11月9日(日)までPart 1が開催され、その後11月22日(土)からPart 2が始まる。アートの新たな可能性を探る場として、多くの来場者の期待を集めている。入場は無料だが、一部のパフォーマンスやワークショップは有料で予約が必要。アート愛好家はもちろん、新しい表現に触れたい人にとって、見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000897.000038211.html