大阪・関西万博の光アート「K.L.V」が日本空間デザイン賞で金賞!世界初の技術で魅せる滋賀の美
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大阪・関西万博の関西パビリオン滋賀県ブースを彩る光のインスタレーション作品「K.L.V」(キネティックライトビジョン)が、「日本空間デザイン賞2025」エンターテインメント空間部門で金賞を受賞した。この作品は、光のアーティストとして知られる松尾高弘氏が手がけたもので、独自開発の技術を駆使して滋賀の自然や文化を幻想的に表現している。
K.L.Vは、直径わずか0.27mmの極細ワイヤーで吊るされた半透明のアクリル球体に特殊な照明を投光し、高精度なモーター制御で上下に動かす世界初の空間アート装置だ。さらに、0.2度という超狭角の特殊なフルカラーLEDスポットライトを各球体の真下から照射することで、まるで球体が宙に浮いているかのような視覚効果を生み出している。
この革新的な技術により、滋賀の象徴的な風景や文化を光と動きで表現。琵琶湖の昼と夜の景色、延暦寺の蝋燭の灯り、花火大会の華やかさなど、多彩な情景を幻想的に描き出している。曲面スクリーンとミラーを組み合わせたパノラマ映像との融合により、訪れる人々を幻想的な光の世界へと誘う。
松尾氏は「自然界の現象や法則からインスピレーションを受ける繊細な光の表現と、直感的な参加性によるエモーショナルな作品群」を特徴としており、今回の作品もその哲学が存分に発揮されている。国籍や世代を問わず、万博を訪れる多くの人々に日本の自然観と美意識を体感してもらうことを目指した。
「日本空間デザイン賞」は、空間デザインの新しい可能性を広げることを目的とした日本最大級のデザインアワードだ。K.L.Vの受賞は、革新的な技術と芸術性の融合が高く評価された結果といえる。この快挙を受け、松尾氏率いるLUCENTは今後もさらなる創造と挑戦を続けていくという。
大阪・関西万博での展示を通じて、K.L.Vが多くの人々に感動を与え、日本の空間デザインの魅力を世界に発信する一助となることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000026058.html