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神戸の地下鉄が美術館に変身!通勤途中にアートを楽しむ新感覚体験「KOBE SUBWAY MUSEUM」が話題

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報道発表
〈ハーバーランド駅〉 展示中の山口啓介氏による版画作品(プレスリリースより)

神戸市営地下鉄海岸線の5駅が、アートギャラリーに生まれ変わった。「KOBE SUBWAY MUSEUM(神戸サブウェイミュージアム)」と名付けられたこのプロジェクトは、2025年9月18日から本格始動。通勤や通学の合間に、まるで美術館にいるかのような体験ができると注目を集めている。

展示が行われるのは、ハーバーランド駅、三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、中央市場前駅、新長田駅の5駅。各駅では、神戸の芸術祭で活躍したアーティストたちの作品が展示される。例えば、ハーバーランド駅では兵庫県出身の山口啓介氏による1990年代の大型銅版画が、迫力ある姿を見せている。

特筆すべきは、空きテナントの活用方法だ。ハーバーランド駅では、シャッターに青山大介氏による「神戸駅鳥瞰絵図 1874」が設置された。横幅3メートルに及ぶこの作品は、かつての「初代神戸駅」があった場所の歴史を鮮やかに蘇らせている。

また、子ども向けのキャプションも各駅に用意されており、幅広い年齢層がアートを楽しめる工夫が施されている。さらに、展示作品はQRコードを介して購入することも可能。アーティストの創作活動を直接支援できる仕組みだ。

このプロジェクトは、神戸市からの委託を受けた一般社団法人神戸芸術振興協会が運営している。2026年4月には残りの5駅にも展示を拡大し、海岸線全10駅でのアート展開を目指している。

「KOBE SUBWAY MUSEUM」は、日常の中にアートを取り入れる新しい試みとして、多くの人々の関心を集めている。神戸の街全体を「アートのまち」として盛り上げる一助となることが期待されている。芸術の秋、神戸の地下鉄で思わぬアートとの出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000100544.html