小川未明文学賞受賞作家が贈る、心温まる子育てエッセイ『今は子育て三時間目』発売!
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KADOKAWAから、注目の作家・黒田季菜子氏による新作エッセイ『今は子育て三時間目』が2025年9月19日に発売された。本書は、第33回小川未明文学賞・大賞を受賞した黒田氏が、3人の子どもたちとの日常を透明感あふれる筆致で綴った珠玉の作品だ。
黒田氏は10代の長男・長女と、心疾患を抱える小学校低学年の次女を育てる3児の母。本書では、子育ての喜びや苦労、そして特別な配慮が必要な末っ子との生活を、ユーモアを交えながら描き出している。タイトルの「三時間目」は、子育ての現在地を表現した秀逸な比喩だ。緊張感はやや薄れつつも、まだまだ気が抜けない状況を巧みに表現している。
エッセイの内容は多岐にわたり、「うそシバ」「かき氷譚」「青空プール」など、読者の興味を引く題材が並ぶ。特に「仔犬ファイトクラブ」や「ヘッドロック歯医者」といったユニークなタイトルは、読者の好奇心をくすぐるだろう。また、「わからないをわかる。」「美味しい秘訣」など、日常の中での気づきや学びを感じさせる章も用意されている。
黒田氏は本書について、「きっと、あと十年くらいはこんな毎日が続いていくでしょう。そういう毎日のことと、たまに思い出す昔の事と、そして実家のいぬの事なんかを、この本には書きました」と語っている。この言葉からは、子育ての長い道のりと、その中で見出される小さな幸せや発見が垣間見える。
『今は子育て三時間目』は、子育て中の親はもちろん、子育てを終えた世代や、これから親になる人々にとっても、共感と癒しを与えてくれる一冊となりそうだ。黒田氏の温かな視点と、時に切なく、時にユーモラスな文章は、読者の心に深く響くことだろう。
本書は四六判並製、224頁で、価格は1,650円(税込)。電子書籍版も同日配信予定だ。子育ての真っ只中にいる人、かつての自分を振り返りたい人、そして人間の成長と家族の絆に興味がある全ての人におすすめの一冊である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000017735.000007006.html