上野の街に、日本の伝統と現代アートが融合した特別な空間が出現する。ノーガホテル上野東京が、2025年10月1日から7日までの期間限定で「CRAFT Your Senses -藍染アート展-」を開催する。この展示会では、藍染アーティスト青木基祐氏による、サステナブルな視点から生まれた独創的な作品群が展示販売される。

本展の特徴は、日本の伝統技法である藍染と、長年使われてきた襤褸（ぼろ）布の端切れを用いた点だ。青木氏は、これらの素材に宿る歴史や人々の想いを受け継ぎながら、現代の美意識へと昇華させた作品を創り上げた。藍の深い色合いと布の記憶が織りなす、唯一無二の「藍染アート」の世界を間近で体験できる貴重な機会となる。

ノーガホテル上野東京は、「CRAFT Your Senses 職人の技と心に触れ、感性をひらく」をテーマに、地域の伝統工芸やアートの魅力を発信し続けている。今回の展示会もその一環として、ホテル2階の「ライブラリーラウンジ」で開催される。入場は無料で、期間中は青木氏本人も在廊する予定だ。

アーティストの青木基祐氏は、アパレル業界での豊富な経験を活かし、現在は藍染の襤褸生地を用いたアート作品の制作に取り組んでいる。日本の伝統工芸やリメイク文化を取り入れながら、廃材に新たな価値を吹き込む挑戦的な作品は、サステナビリティの観点からも注目を集めている。

ノーガホテル上野東京は、2018年の開業以来、若手アーティストによる現代アートを通じて、宿泊客の感性を刺激する空間づくりを行ってきた。今回の藍染アート展も、ホテル空間そのものをギャラリーに変える試みの一つとして位置付けられる。

伝統と革新、過去と現在が交差する「藍染空間」を体験できるこの機会を、アート愛好家はもちろん、日本文化に興味のある方々にもぜひ訪れてほしい。上野の街で、サステナブルな美の世界に触れる特別な時間を過ごせるはずだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000805.000025694.html