「牛革ランドセルの秘密」写真絵本で明かされる革の旅と命の大切さ
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子どもたちが毎日背負う牛革ランドセル。その製作過程を追った写真絵本が話題を呼んでいる。文一総合出版から発売された『手から手へ、皮から革へ。牛革のランドセルができるまで』は、牛の皮が職人の手によって革へと変貌し、最終的にランドセルになるまでの journey を、迫力ある写真で描き出している。
兵庫県たつの市の革なめし工場から始まり、ランドセル工房、そして牛を育てる牧場まで。本書は、牛革製品が完成するまでの全工程を丁寧に追跡。多くの人の手と愛情を経て、一つの製品が生み出される様子を生き生きと伝えている。
著者の上吉川祐一氏は、16年前に牛革を作る工場での撮影をきっかけに、この物語の取材を開始。「皮革工場の職人さんたちの働く姿はかっこよく、足しげく撮影に通いました」と語る。その過程で、牛を育てる牧場主の深い愛情に触れ、命への感謝の念を強くしたという。
本書は、単なる製造過程の解説にとどまらない。牛の「いのち」から始まり、それが革製品として新たな形で生き続ける様子を通じて、命のつながりや、モノを大切にする心を読者に伝えている。著者は「牛革はすごくじょうぶです。大切に使えば使うほどピカピカ光ってかっこよくなるから、長く大事にしてね」と、読者への思いを込めている。
さらに、本書の発売に合わせて、ジュンク堂書店姫路店でパネル展も開催中。迫力ある写真パネルを通じて、本の世界観をより深く体感できる機会となっている。
「命のつながり」シリーズの第9弾として登場した本書。シリーズは既に全国学校図書館協議会選定図書に選ばれるなど、教育現場でも高い評価を得ている。牛革ランドセルを通して、モノづくりの奥深さと命の尊さを学べる一冊として、子どもから大人まで幅広い読者の心に響くことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000019369.html