公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

ドローンの常識を覆す!Hondaが支援するレーザー給電技術が飛行時間の制限を解き放つ

タグ
報道発表
プレスリリースより

ドローン技術に革命をもたらす可能性を秘めた新たな取り組みが始まった。本田技研工業株式会社(Honda)の事業創出支援プログラム「IGNITION」に、レーザー光による無線給電技術を開発するスタートアップ企業、株式会社SolaNika(ソラニカ)が採択された。

SolaNikaが提案したのは、「レーザー光によるドローン飛行中無線給電システム」だ。この革新的な技術は、ドローンの最大の弱点であるバッテリー切れによる飛行時間の制限を解決する可能性を秘めている。従来のドローンでは、バッテリー容量の制約から長時間の飛行が困難だったが、このシステムが実用化されれば、理論上は半永久的な飛行が可能になる。

今回の採択により、SolaNikaはHondaのタスクフォースチームによる事業開発、デザイン、エンジニアリング面での支援を受けることになる。さらに、最大500万円の活動資金を活用しながら、システムの実用化に向けた取り組みを加速させる。

SolaNikaの開発するレーザー給電システムが実現すれば、インフラ点検や災害監視、警備といった分野で、24時間365日稼働可能なドローンによる途切れのない監視ソリューションが提供できるようになる。これは、新たな社会インフラの構築につながる可能性を秘めている。

2025年5月に設立されたSolaNikaは、東京科学大学の研究成果を基盤としている。同社は光無線給電技術を核に、まずはドローンを中心とした地上応用から社会課題の解決に挑戦。さらに将来的には、宇宙空間におけるエネルギー送電技術の基盤確立を目指している。

HondaのIGNITIONプログラムへの採択は、SolaNikaの技術とビジョンの可能性を大手自動車メーカーが認めたことを意味する。今後、この革新的な技術がどのように発展し、私たちの生活や社会インフラに影響を与えていくのか、注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000170243.html