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幻の名作が蘇る!青幻舎30周年で人気写真集3冊が復刊決定

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報道発表
左から:畠山直哉『LIME WORKS』(2008年刊)細江英公『写真家 細江英公の世界 球体写真二元論』(2006年刊)佐内正史『生きている』(1997年刊)(プレスリリースより)

アート系出版社の青幻舎が創立30周年を記念して、読者リクエストによる「幻本」復刊プロジェクトを実施。長年入手困難だった人気写真集3冊の復刊が決定した。

1995年創業の青幻舎は、アートや写真を中心としたビジュアルブックを主に出版し、これまでに1000冊以上のタイトルを世に送り出してきた。しかし、絶版となり入手困難になった作品も多く、読者からの復刊要望に応えられないケースも少なくなかった。

今回の30周年記念企画では、2024年秋から2025年1月末にかけて読者からのリクエストを募集。権利や印刷データの問題など、様々な障壁を乗り越え、以下3タイトルの復刊が実現することとなった。

1. 畠山直哉『LIME WORKS』(2008年刊):木村伊兵衛写真賞受賞作であり、畠山直哉の原点とされる作品。約30年にわたり語り継がれてきた名作だ。

2. 細江英公『写真家 細江英公の世界 球体写真二元論』(2006年刊):東京都写真美術館での展覧会に合わせて刊行された図録兼書籍。細江英公が著名デザイナーたちと制作した写真集を総覧できる貴重な一冊となっている。

3. 佐内正史『生きている』(1997年刊):青幻舎が本格的に現代作家の写真集に取り組んだ最初の作品であり、同社の写真集シリーズの原点となる記念碑的な一冊だ。

この復刊プロジェクトは、読者の熱意によって実現したものであり、青幻舎にとっても原点を見つめ直す貴重な機会となった。長らく幻となっていた名作写真集に再び触れられる特別な機会を、多くの写真愛好家や芸術ファンが心待ちにしていることだろう。

復刊の詳細や発売日については、青幻舎の創立30周年記念特設サイトや「幻本」復刊プロジェクトページで随時公開される予定だ。アート書籍ファンにとって、見逃せない情報となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000008640.html