淡路島の「海ホタルショー」が観光アワードで特別賞を受賞
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淡路島の夜を彩る幻想的な「海ホタルショー」が、第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」で審査員特別賞を受賞した。この独創的なプログラムは、Smile∞Ribbon(スマイル∞リボン)が手がける「淡路島ネイチャーガイド&リトリート」の一環として2022年に始まり、わずか数年で淡路島の人気観光コンテンツへと成長を遂げた。
海ホタルショーの特徴は、単なる観賞会にとどまらない参加型のエンターテインメント性にある。紙芝居やクイズを通じて海ホタルの生態や淡路島の生態系について学び、実際に海に入って海ホタルすくいや海ホタル花火を体験できる。さらに、「海ホタル花吹雪」と呼ばれるクライマックスでは、青い光のシャワーに包まれる幻想的な瞬間を味わえる。
このプログラムが高く評価された理由は、エコツーリズムとエンターテインメントを融合させた点にある。地元の食品ロス削減にも貢献しており、魚のアラを海ホタルの餌として再利用。さらに残った魚の骨は農地の土づくりに活用するなど、SDGsの実践的モデルとしても機能している。
また、夜間のアクティビティが少ない地方観光の課題に対し、新たな魅力的なコンテンツを創出。参加者の約半数が島内施設に宿泊するなど、地域の観光業活性化にも大きく寄与している。料金システムも、子供無料、大人は少額エントリーのチップ制を採用し、参加しやすさと自然環境の価値を考える機会を提供している。
Smile∞Ribbon代表の竹谷富士子さんは、「地域のみなさんの協力があればこそ。今後はさらに島内の他の観光資源とのコラボレーション等により、島全体がより魅力的なデスティネーションとなるよう挑戦し続けます」と意気込みを語った。
海ホタルショーは夏季限定で6〜10月に開催。2026年度の予約受付は5月からスタートする予定だ。淡路島の夜の魅力を存分に味わえる、新しい形の自然体験として、今後さらなる注目を集めそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000167490.html