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中村航選 プロットだけ大賞 第9回 大賞 画面の向こうの君

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漫画原作・ストーリー原案
プロットだけ大賞
結果発表

-第9回-
結果発表

お題ログライン

引きこもりのゲームオタクが、バーチャル世界で出会った美少女アバターの正体を知り、現実世界での関係性を築こうとする話。


大 賞

「画面の向こうの君」
厚切りだいき(著)

5.0★★★★★
カテゴリ 青春 現代 ラブストーリー 小説

舞台・世界観

現代日本とVRゲーム「ネオ・ジャパン」で物語が展開。ゲーム内ではアバターで冒険や交流を楽しみ、現実では悠真の閉鎖的な部屋と美咲の静かな病室が舞台。仮想と現実が交錯し、絆と成長が描かれる。

登場人物

佐藤悠真ゆうま(22)
男性。ゲームにのめり込む引きこもりの青年。オンラインRPG「ネオ・ジャパン」では自信たっぷりのリーダーだが、現実では人付き合いが苦手で部屋に閉じこもりがち。

「現実なんてどうでもいい。この世界で俺は輝けるんだ」

リリア(アバター名)/美咲みさき(20)
女性。ゲーム内で可憐な美少女アバター「リリア」を操る大学生。現実では病気で入院中で、明るい性格の裏に自分の境遇への不安を抱える。

「ここなら、私も自由に笑っていられるよね」

高橋りょう(22)
男性。悠真の高校時代の友人で、ゲーム内ではライバル。現実では社交的で、悠真の引きこもりを心配しつつ、時に厳しく接する。

「お前、いつまでゲームに逃げてるつもりだよ?」

ストーリー

第1章

悠真は引きこもり生活の中、VRゲームネオ・ジャパンで美少女アバターリリアと冒険。彼女の優しさに惹かれるが、その言葉に現実の重みを感じる。驚くことに、リリアはゲーム外でも悠真を気にかけていた。

第2章

悠真はリリアに惹かれ正体を知りたがる。ゲーム内で友人・亮と再会し現実に戻るよう諭されるが無視。リリアとの冒険は続くが、彼女の接続が不安定で不安が募る。驚くことに、リリアは現実で入院中だとほのめかす。

第3章

悠真はリリアが病弱な美咲だと知る。亮に促され病院を訪れるが、美咲は心を閉ざし拒絶。ゲームの絆が現実で脆いと痛感するが、美咲が涙で「本当は会いたかった」と打ち明ける。

第4章

悠真は美咲と向き合い、現実で関係を築く。亮の応援で病室でVRヘッドセットを装着、ゲーム内で再会し笑顔に。現実でも心を通わせ、美咲の笑顔に背中を押され、悠真は新たに一歩を踏み出す決意をする。


中村先生からの一言コメント

 今回、大賞に選ばせてもらったのは「画面の向こうの君」。お題である「引きこもりのゲームオタクが、バーチャル世界で出会った美少女アバターの正体を知り、現実世界での関係性を築こうとする話」をストレートにプロット化したものだが、プロットから浮き立つシーンの美しさを評価させてもらった。
 主人公の佐藤悠真は、オンラインRPG「ネオ・ジャパン」で無双を続けるが、現実では引きこもっている……【つづきは本誌で!】
※中村先生の大賞選評全文は2025年秋号
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