香川県小豆島の「迷路のまち」で、芸術の秋とハロウィンが融合した一大イベントが開催される。2025年10月25日に行われる「小豆島ハロウィン in 迷路のまち」は、仮装パレードや芸術ワークショップなど、大人も子どもも楽しめる多彩なプログラムが目白押しだ。

イベントの目玉は、なんといっても「ハロウィン仮装コンテスト カボソ杯」。子どもから大人まで誰でも参加でき、オリジナリティあふれる仮装で競い合う。昨年は身長2メートル超の妖怪が大賞を獲得し、話題を呼んだという。

また、迷路のまちを舞台に繰り広げられる仮装パレードも見逃せない。かつてこの地域で行われていた「亥の子」という風習を取り入れ、五穀豊穣や家内安全を祈る要素も含まれている。まさに日本の伝統とハロウィンが融合した独特の雰囲気が味わえるだろう。

芸術面では、路上でのチョークアートや、妖怪画家によるフェイスペイント、オリジナルタトゥーシール作りなど、創造性を刺激するワークショップが多数用意されている。瀬戸内国際芸術祭の秋会期と重なることもあり、アートを通じて島の魅力を再発見できる絶好の機会となりそうだ。

さらに、地域の未来について語り合う対話集会や、小豆島のイベントでおなじみの「もち投げ」など、地域に根ざしたプログラムも充実。観光客と地元住民が交流を深める場としても期待される。

「小豆島ハロウィン in 迷路のまち」は、単なる季節のイベントにとどまらず、地域活性化と観光振興を目指す社会実験的な側面も持つ。土庄港から「迷路のまち」、そして人気スポットの「エンジェルロード」までを結ぶエリア全体の魅力向上を図る取り組みだ。

芸術、伝統、そして現代的なハロウィンの要素が絶妙に調和した、小豆島ならではのユニークなイベント。秋の瀬戸内を楽しむ新たな目的地として、注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000005189.html