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若手アーティストの挑戦!BUG Art Awardグランプリ受賞者が魅せる「フルーツバスケット」展

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報道発表
プレスリリースより

東京・丸の内のBUGで、注目の若手アーティスト・矢野憩啓による個展「フルーツバスケット」が開催される。2025年10月29日から11月30日まで行われるこの展覧会は、第2回BUG Art Awardでグランプリを受賞した矢野の新たな挑戦だ。

矢野は、日常の中で出会う風景や物事をモチーフに、アクリル絵具やクレヨンなど様々な素材を用いて作品を制作している。本展では、絵画と単語帳を組み合わせたインスタレーションを展開。会場全体を使って、絵画と言葉の関係性を探る新作が披露される。

展覧会のタイトル「フルーツバスケット」には、矢野の幼少期の思い出が込められている。椅子取りゲームのルールに、自身の制作と通じる要素を見出した矢野。言葉によってグループが作られ、その解釈が人それぞれ異なるという構造に、自身の作品との共通点を感じているという。

今回の個展では、矢野の視点が内省的なものから社会へと向かいつつある様子も垣間見える。「自分の身体」や「男性性」といったテーマへの理解を深めながら、社会的な視点を意識的に取り入れようとする新たな試みが展開される。

会場構成にも工夫が凝らされており、普段は閉じられているBUGとカフェをつなぐ扉を開放し、新たな動線を生み出す。また、透け感のあるカーテンやスロープを設置することで、空間がゆるやかに仕切られるなど、「内と外」の意識が表現されている。

会期中には、ゲストを招いたトークイベントも予定されている。11月8日には写真やアート、ジェンダーに関する活動を行う小林美香氏を迎え、11月29日にはアーティスト・イン・レジデンスについて西田祥子氏と語り合う。

BUG Art Awardを通じて成長を続ける矢野憩啓の新たな挑戦。日常と芸術の境界を曖昧にし、観る者の想像力を刺激する「フルーツバスケット」展は、アートファンだけでなく、日常に新たな視点を求める人々にとっても魅力的な展覧会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000030084.html