芥川龍之介の名作が蘇る!現代サーカスで描く「蜘蛛の糸」の世界 - KAAT神奈川芸術劇場で12月上演
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文学と身体表現が融合する新たな舞台芸術が誕生する。KAAT神奈川芸術劇場で12月に上演される『DADDA 2025横浜版』は、芥川龍之介の名作「蜘蛛の糸」を現代サーカスで表現するという画期的な試みだ。
瀬戸内サーカスファクトリーが手掛けるこの作品は、言葉を使わずに人間の業や裁き、闇と光を描き出す。重力と無重力、生と死、光と影が交錯する舞台空間で、観客は「善」と「悪」の境界線について深く考えさせられるだろう。
注目すべきは、フランスの現代サーカス界で高い技術力を誇る〈Cie Basinga〉との共同制作だ。国境を越えた身体と言語の対話が、どのような化学反応を生み出すのか。また、鼓童の住吉佑太による音楽や、浜井弘治の衣装デザインなど、各分野のトップクリエイターが結集している点も見逃せない。
公演は2025年12月5日から7日まで、KAAT神奈川芸術劇場大スタジオで行われる。チケットは前売り4,000円、当日4,500円。9月22日から一般発売が開始される予定だ。
瀬戸内サーカスファクトリーは、香川県を拠点に活動する現代サーカスの創造団体。2012年の設立以来、地域固有の空間を舞台にしたサイトスペシフィック作品を多数発表してきた。今回の『DADDA』は、彼らにとって新たな挑戦となる劇場作品だ。
「見たことのない世界」を目撃できるこの機会を逃さないでほしい。芥川龍之介の世界観と現代サーカスの融合が、どのような感動を生み出すのか。文学ファンはもちろん、パフォーミングアーツに興味がある人にとっても、見逃せない公演となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000169712.html