辻邦生生誕100周年!電子全集で蘇る文豪の世界 - 貴重資料も満載
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文学界に大きな足跡を残した作家、辻邦生の生誕100周年を記念して、小学館が画期的な電子全集の配信を開始する。2025年9月26日から順次公開されるこの全20巻の電子全集は、辻邦生文学の真髄を余すところなく伝える貴重なアーカイブとなる。
辻邦生は、歴史、恋愛、思想など多彩なテーマを織り交ぜ、古今東西の題材を用いて美と理想を追求した作家として知られる。今回の電子全集は、その文学的業績を後世に残すべく、綿密に計画された。各巻にはテーマが設定され、第1巻から13巻までは主に小説作品、14巻から20巻まではエッセイ、評論、日記等が収録される。
本企画の特筆すべき点は、フランス文学者・中条省平氏(元学習院大学教授)による監修と、辻邦生が長年教鞭をとった学習院大学史料館の全面協力だ。これにより、作品の背景や辻邦生の創作過程をより深く理解することができる。
電子全集の魅力は、単なる作品集にとどまらない。各巻には、辻邦生と親交のあった識者による解説文や、学習院大学史料館メンバーによる詳細な解題が付される。さらに、最終20巻には初公開となる旧制松本高校時代の日記翻刻も掲載。生原稿、構想メモ、プライベート写真など、作家の創作の裏側を垣間見ることができる貴重な資料も満載だ。
1巻3000円(税別)で、主要電子書店にて販売予定。スマートフォンやタブレット、PCなど、様々な端末で楽しむことができる。辻邦生ファンはもちろん、日本文学に興味を持つ全ての人にとって、見逃せない文学イベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003343.000013640.html