ノーベル賞作家ハン・ガンの絵本、雷と稲妻の仙女が世界を旅する物語が日本上陸!
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韓国の著名な作家ハン・ガン氏が子どものために書いた絵本『かみなりせんにょと いなづませんにょ』が、2025年10月1日に日本で発売されることが決定した。小峰書店から刊行されるこの絵本は、雲をつくる仕事に飽きたふたりの小さな仙女が外の世界へ旅に出る冒険を描いている。
ハン・ガン氏の作品を数多く日本語に翻訳してきた斎藤真理子氏が、今回もこの愛らしい物語を日本の読者に届ける。絵本は、雷や稲妻を怖がる子どもたちを安心させ、新しい世界を見せてくれる一冊となっている。
物語は、空の国で雲をつくる仙女たちの日常から始まる。わた雲や巻雲、雨雲など様々な雲をつくる毎日に退屈したふたりのおちび仙女が、こっそり抜け出して世界を見物しようとする。しかし、大人の仙女に見つかってしまう。おばあちゃん仙女に「もっとおもしろい仕事をしたい」と気持ちを伝えたふたりは、最終的に旅に出ることになる。その出発の日、おばあちゃん仙女から渡された箱の中身が、物語の鍵を握っている。
この絵本の発売に合わせて、11月22日と23日に東京の出版クラブビルで「K-BOOKフェスティバル2025」が開催される。小峰書店も出店し、『かみなりせんにょと いなづませんにょ』をはじめ、斎藤真理子氏が翻訳を手がけた他の作品も販売予定だ。韓国文学ファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。
ハン・ガン氏は「雨のとてもよく降る日、私はお母さんになり、子どもの本に深い関心を持つようになって、このお話を書きました」とコメントしている。著名な作家による珠玉の一冊が、日本の子どもたちの心をどのように揺さぶるのか、発売が待ち遠しい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000066421.html