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幻想的な蛾の世界へ誘う!彫刻家・大森暁生の30年の軌跡を辿る新作展

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報道発表
『あの日の夢は夜咲う-「カラスの舟は昇華する」へのオマージュ-』(c)AKIO OHMORI PHOTO:Katsura Endo(プレスリリースより)

西武渋谷店B館8階の美術画廊とオルタナティブスペースで、10月15日から26日まで「大森暁生展」が開催される。今回の展示会では、彫刻家・大森暁生氏の新作シリーズ「あの日の夢は夜咲(わら)う」が発表される。

大森氏は、2026年に作家業30周年を迎える節目を前に、これまでの創作活動を振り返り、自身の代表作をオマージュした新作を制作。卒業制作「カラスの舟は昇華する」や、アパレルブランドUNDERCOVERとのコラボレーション作品、「日本」をテーマにした「JAPAN」、そして「ぬけない棘のエレファント」「ぬけない棘の狼」など、大森氏の代表作が「蛾」というモチーフに投影され、新たな姿で生まれ変わる。

1971年東京生まれの大森氏は、木と金属(主にブロンズ)を用いて、実在の生き物から架空の存在まで、多様なモチーフを彫刻で表現してきた。その作品は霊気を帯びたような神秘的かつ幻想的な雰囲気で知られ、「霊気を彫りだす彫刻家」として評価されている。

近年、大森氏の活動は美術館での展示にも広がりを見せている。2023年にはそごう美術館で個展を開催し、2021年には三重県のパラミタミュージアム、2023年には氷見市芸術文化館で動物写真家・岩合光昭氏との2人展を実施。さらに2024年には群馬県立館林美術館での個展も予定されている。

また、大森氏はアパレルや飲食、文房具など異業種とのコラボレーションも積極的に行っている。2005年にはUNDERCOVERとのコラボ作品をパリコレクションで発表し、青山では自身がプロデュースしたイタリアンレストランを展開。さらに、ステッドラージャパンとのコラボでペンケースなども手がけるなど、その創作活動は多岐にわたる。

幻想的な蛾の世界を通じて大森暁生の30年の軌跡を辿る本展は、アート愛好家だけでなく、異色のコラボレーションに興味を持つ人々にとっても見逃せない機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002199.000031382.html