大阪・関西万博で奇跡の出会い!日本の「組子細工」とサウジの「Mangour」が織りなす伝統工芸の饗宴
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2025年の大阪・関西万博で、日本とサウジアラビアの伝統工芸が出会う。富山の組子細工メーカー「タニハタ」とサウジの木工アーティストAhmad Angawi氏が、10月7日と8日の2日間限定で、サウジアラビア館にて伝統木格子の公開製作を行う。
この稀有なコラボレーションは、サウジアラビア西部ヒジャーズ地方の伝統格子細工「Mangour」と、日本の伝統木工技術「組子細工」を融合させる試みだ。タニハタの職人、下屋敷卓也氏とAhmad Angawi氏が共同で作業を行い、文化の垣根を越えた「手仕事の力」を披露する。
サウジアラビア館の文化スタジオで行われるこのパフォーマンスでは、Mangourを用いたパネルに、飛鳥時代から続く組子細工の技法でオリジナルの文様を組み付ける。完成した作品はパビリオン内に展示される予定だ。
この取り組みは、幾何学と職人技の精神的調和を強調し、「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマを体現する。また、2030年のリヤド万博開催国であるサウジアラビアとの文化交流を象徴する場としても注目を集めている。
タニハタは1959年創業の組子細工専門工房で、伝統技術を継承しつつ現代建築やインテリアに調和する新デザインの開発を行っている。一方、Ahmad Angawi氏は伝統的なヒジャーズ木工を現代に蘇らせる第一人者として知られ、マングール格子細工の専門家だ。
日本館に次ぐ規模を誇るサウジアラビア館での2日間限定の実演は、伝統工芸の未来を垣間見る貴重な機会となりそうだ。万博来場者は、国境を越えて響き合う職人技の精神に触れ、文化の融合が生み出す新たな可能性を体感できるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000091212.html