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釜山映画祭で話題沸騰!日本の新鋭監督が7年かけて作り上げた『猫を放つ』とは

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報道発表
ワールドプレミアの様子(プレスリリースより)

映画ファンの注目を集めている新進気鋭の日本人監督、志萱大輔の初長編作品『猫を放つ』が、第30回釜山国際映画祭(BIFF)のコンペティション部門に選出され、ワールドプレミア上映されたことが話題となっている。本作は、7年もの歳月をかけて制作された渾身の一作だ。

志萱監督は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の2020年度参加者で、すでに短編作品『窓たち』で注目を集めていた。今回の『猫を放つ』は、彼にとって2度目のBIFF選出となり、映画界での期待の高まりを感じさせる。

本作のストーリーは、夫婦の距離感や過去の恋愛、記憶の曖昧さなどを繊細に描いている。主人公のモリと妻マイコ、そして昔の友人アサコとの関係性を通じて、人生の岐路や幸せの意味を問いかける内容となっているようだ。

釜山国際映画祭での上映後、志萱監督は「自分たちがやってきたことが少なくとも、『間違いではなかった』と思える場所を与えていただけたことに感謝しています」とコメント。観客からの質問を通じて、自身の作品の新たな一面を発見したという。

『猫を放つ』の日本での公開は2026年を予定しており、国内外の映画ファンから大きな期待が寄せられている。新しい日本映画の潮流を感じさせる本作が、どのような反響を呼ぶのか、今から目が離せない。

志萱監督の今後の活躍にも注目が集まる中、彼の独特な視点と繊細な描写力が、日本映画界に新風を吹き込むことは間違いないだろう。『猫を放つ』の公開を心待ちにしながら、この若き才能の成長を見守りたい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000103029.html