エミリア=ロマーニャ州が大阪万博で魅せた!伝統と革新が融合する文化の力
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2025年の大阪・関西万博で、イタリアのエミリア=ロマーニャ州が文化・クリエイティブ産業の魅力を存分に披露した。音楽、映画、舞踊、演劇など、多彩な芸術分野で世界に誇る実力を見せつけ、国際的な観客を魅了することに成功した。
同州のミケーレ・デ・パスカーレ知事は「文化・クリエイティブ産業はエミリア=ロマーニャ州の心臓部であり、地域が自らを語り、コミュニティの絆を強化する言語である」と語る。実際、この産業は州の経済の3.8%を占め、56億ユーロもの付加価値を生み出す重要なセクターだ。
万博では、伝統舞踊「リッショ」を代表するオーケストラ・カーサデイが観客を沸かせた。1928年から続く伝統を守りつつ、現代的なアレンジも取り入れた演奏は、新世代の聴衆をも魅了した。また、国立振付センターのアテルバレットによる現代舞踊「タンカードとクロリンダの戦い」は、クラシックと現代の融合を見事に表現し、高い評価を得た。
音楽面では、若手育成に力を入れる「トスカニーニ・アカデミーNEXT」や、リッカルド・ムーティ創設の「ルイジ・ケルビーニ・ユースオーケストラ」が活躍。クラシックからジャズ、エレクトロニカまで幅広いジャンルの演奏を披露し、エミリア=ロマーニャ州の音楽の多様性を世界に示した。
映画産業も州の強みの一つだ。2023年には上映数が12.9%増、観客数が52%増と、パンデミックからの力強い回復を見せている。エミリア=ロマーニャ・フィルムコミッションの積極的な支援策も功を奏し、国際的な評価も高まっている。
さらに、日本との文化交流の架け橋として漫画にも注目。日本人マンガ家とイタリア人漫画家による対談イベントを開催し、両国の創造的なつながりを強調した。
エミリア=ロマーニャ州の文化・クリエイティブ産業は、伝統と革新のバランスを巧みに取りながら、世界に向けて独自の魅力を発信し続けている。大阪・関西万博での成功を機に、今後さらなる国際的な注目を集めることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000044084.html