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京都発の次世代映画監督が誕生!「語り薬帖」が京都映画企画市2025で優秀企画に輝く

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報道発表
プレスリリースより

京都から世界に羽ばたく新たな映画監督の誕生か。特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)と京都府が主催する「京都映画企画市2025」で、緑茶麻悠氏と佐伯龍蔵氏による『語り薬帖』が優秀映画企画に選ばれた。この企画コンテストは、国内外から注目を集める作品を京都から生み出すきっかけとして知られている。

10月4日、ハートピア京都で開催されたコンテストでは、厳選された5企画によるプレゼンテーションが行われた。その中で『語り薬帖』は、審査員の期待を超える面白さと映像化の可能性を評価され、見事優秀企画の座を射止めた。受賞により、350万円相当のパイロット版映像制作権利が付与され、東映または松竹の撮影所の協力を得て京都府内での撮影が予定されている。

受賞した緑茶氏は「昨年のコンテストを観覧して、自分でこの場所に来たいと思い、必死に企画を考えました」と熱意を語り、佐伯氏も「素晴らしい時代劇を創っていきたい」と意気込みを示した。審査員を務めた犬童一心監督らは、企画の設定や映像化の可能性に高い評価を与えている。

同日には、昨年度の優秀企画『引かれ者の小唄』のパイロット映像完成披露も行われ、栗本慎介監督と脚本の島村隆氏が舞台挨拶に立った。2度目の挑戦で優秀企画に選ばれた経緯や、松竹京都撮影所での撮影エピソードが語られ、会場を沸かせた。

過去の受賞作品の中には、国際的な成功を収めたものもある。2016年度優秀企画の『黒の牛』(蔦哲一朗監督)は、東京国際映画祭や香港国際映画祭で高い評価を受け、2026年1月に待望の公開を控えている。

「京都映画企画市」は、新たな才能の発掘と育成に貢献し続けている。今回の受賞作『語り薬帖』が、どのような作品に成長していくのか、映画ファンの期待が高まっている。京都から世界へ、新しい映画の風が吹き始めたようだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000103029.html