メタバースで地域の魅力再発見!鹿児島県日置市が仕掛ける「ネオ日置ワールド制作コンテスト」が熱い
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鹿児島県日置市が、メタバースを活用した画期的なプロジェクトを始動させた。日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社と連携し、「ネオ日置ワールド制作コンテスト」を開催する。このコンテストは、クリエイターたちの力を借りて、日置市の魅力をバーチャル空間で表現し、新たな観光資源として活用することを目指している。
コンテストは2025年10月6日から12月21日まで作品を募集。cluster部門とVRChat部門の2部門があり、「たくさんの人に日置市の魅力が伝わるようなワールド」をテーマに作品を募る。最優秀賞には賞金10万円と高性能トラッカー「HaritoraX 2」などが贈られ、優秀作品は「ネオ日置公式ワールド」として採用される。
日置市は戦国武将・島津家ゆかりの地や、日本三大砂丘の一つ「吹上浜」など、歴史と自然の魅力にあふれている。しかし、多くの地方自治体と同様に、人口減少や若年層の流出による伝統文化の継承が課題となっていた。そこで注目したのが、地理的制約を超えて魅力を発信できるメタバース技術だ。
クラスター株式会社の加藤直人CEOは「メタバースというバーチャル空間は、時間や距離の制約を超えて、地域の文化を体験し、人々と繋がることを可能にします」と語る。同社は「人類の創造力を加速する」というミッションのもと、誰もがバーチャル上で活動し、創造性を発揮できる場を提供してきた。
本コンテストでは、日置市の魅力を3Dデータ化した「ネオ日置3Dキット」も提供される。これにより、クリエイターたちは日置市の名所や特産品を自由に組み合わせ、独創的なバーチャル空間を生み出すことができる。
審査には日置市長の永山由高氏をはじめ、VRレポ漫画家のリーチャ隊長氏、地元のXRコミュニティなど、多彩な顔ぶれが参加。様々な視点から作品の魅力が評価される。
このプロジェクトは、地方創生とデジタル技術の融合という新しい可能性を示している。メタバースを通じて、若い世代に地域の魅力を伝え、新たな交流を生み出す。さらに、クリエイターたちの活躍の場を広げることで、地域経済の活性化にも貢献する可能性を秘めている。
「ネオ日置ワールド制作コンテスト」は、地域の魅力を再発見し、デジタルで永続的に継承する新しい取り組みだ。メタバースが「地方創生の新たなハブ」となる日も、そう遠くないかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000383.000017626.html