三重の歴史建築で芸術の旅!「菰山展」が開催、重森三玲の庭園も特別公開
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三重県菰野町で、歴史的建築物と現代アートが融合する「菰山展 ART TOUR KOMONO」が2025年11月8日から16日まで開催される。この展覧会では、江戸時代から続く古民家や窯元の工房、由緒ある旅館など、5つの魅力的な会場を舞台に、三重県を拠点とする10名のアーティストの作品が展示される。
会場には、250年の歴史を持つ旧重盛邸「おやまの家」や、陶芸家・森正氏の工房兼ギャラリー「馬酔木窯」、国登録有形文化財の「寿亭 水雲閣」、大正時代の漢方医の別荘を改装したカフェ「鎮驚庵」が含まれる。各会場では、浮世絵、石彫、写真、陶芸、漆器、書道など、多彩なジャンルの作品が菰野町の豊かな自然と調和しながら展示される。
特筆すべきは、特別企画として三重県唯一の重森三玲作の庭園「菰野横山庭園」が公開されることだ。通常非公開のこの国登録有形文化財では、菰山展参加作家10名の作品と共に、150年以上前に作られたとは思えないほどモダンな枯山水庭園を鑑賞できる。今年が重森三玲の没後150年にあたることも、この企画に特別な意味を持たせている。
菰山展は、地域の歴史と文化を背景に、現代アートの新しい息吹を感じられる貴重な機会となりそうだ。美しい自然に囲まれた菰野町を舞台に、芸術と歴史の融合を体験できる本展は、アート愛好家だけでなく、建築や庭園に興味がある人にとっても見逃せないイベントとなるだろう。
一般会場は観覧無料で、10時から16時まで開場している。ただし、菰野横山庭園のみ有料(一般2,500円、中高生1,500円)で完全予約制となっているため、事前の予約が必要だ。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。
菰野町の魅力を再発見し、三重の芸術文化に触れる絶好の機会。秋の紅葉シーズンと重なる本展は、芸術の秋を存分に楽しめる特別な体験となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000166516.html