伝統と革新が融合!舘鼻則孝が富山の伝統工芸「型染め和紙」で魅せる芸術の世界
- タグ
- 報道発表
富山県の伝統工芸「型染め和紙」と現代アートが融合した、驚きの作品が誕生した。アーティストの舘鼻則孝氏が手がけたこの作品群が、「GO FOR KOGEI 2025」で公開される。会場となるのは、銘酒「満寿泉」で知られる明治26年創業の老舗酒蔵、桝田酒造店だ。
舘鼻氏は、富山市八尾町の型染め和紙工房「桂樹舎」とコラボレーションし、独創的な作品を生み出した。その中でも注目を集めているのが、「Spinning top "Thundercloud"」と名付けられた独楽だ。伝統工芸「井波彫刻」の職人が木地を制作し、そこに桂樹舎の型染め和紙が施されている。舘鼻氏のアイコンである「雷雲」の絵図が、手染めによって和紙に再現されているのが特徴だ。
また、桝田酒造店の酒造場に展示された「Heel-less Shoes "Lady Pointe"」も見逃せない。同社のシンボルである「龍」をモチーフにした皮革の龍鱗で装飾されたこの作品は、Lady Gagaが着用したことでも知られるヒールレスシューズの代表作だ。
さらに、酒造場の床面には「Descending Painting "Unryu-zu"」と題された大規模な絵画作品が描かれている。神棚から稲妻が波打つように伸びる様子は、桝田酒造店の「龍」を隠喩するとともに、豊穣への願いも込められているという。
舘鼻氏は桝田酒造店とのコラボレーションで、日本酒ボトルのアートも手がけた。透明なガラスボトルに描かれた「雷雲」と「龍」のモチーフは、新たなシンボルとして生まれ変わっている。
この展示は、伝統工芸と現代アートの融合、そして地域の文化と創造性の結びつきを体現している。舘鼻則孝氏の独創的な視点と、富山の伝統技術が織りなす芸術の世界は、見る者を魅了せずにはいられないだろう。
「GO FOR KOGEI 2025」は、2025年9月13日から10月19日まで開催される。伝統と革新が交差する、この稀有な芸術体験を見逃す手はない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000038054.html