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40カ国を旅した絨毯バイヤーが『このミステリーがすごい!』大賞を受賞!清朝を舞台にした歴史ミステリーが話題に

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報道発表
プレスリリースより

宝島社主催の第24回『このミステリーがすごい!』大賞の受賞作が決定した。461作品の中から選ばれた大賞作は、犬丸幸平氏の『龍犬城の絶対者』。40カ国以上を旅したバックパッカー経験を持つ著者が、清朝末期の紫禁城を舞台に描いた歴史ミステリーだ。

大賞作品『龍犬城の絶対者』は、1920年の中華民国を舞台に、日本人絵師と元皇帝が紫禁城で起こる事件に挑むストーリー。選考委員からは「たいへんユニークな歴史ミステリーに仕上がっている」「少年皇帝と若き日本人画家の絆が育まれていくありさまが素晴らしい」などの高評価を得た。

著者の犬丸幸平氏は1994年生まれの29歳。大学時代に40カ国以上を旅したバックパッカー経験を持ち、現在はパキスタンの絨毯バイヤーとして活躍している。受賞コメントでは「浅田次郎先生の『蒼穹の昴』に影響を受けた」と語り、「小説には人の心を動かす力があると信じています」と抱負を述べた。

文庫グランプリには、宮島明道氏の『馬と亀』と四島祐之介氏の『アナヅラ様の穴場』の2作品が選ばれた。『馬と亀』は警察署を舞台にした警察小説で、『アナヅラ様の穴場』は「顔に穴があいた異形の者」をモチーフにしたホラーミステリーだ。

『このミステリーがすごい!』大賞は、これまでに海堂尊氏や中山七里氏など多くの人気作家を輩出してきた。過去の受賞作からは、『チーム・バチスタの栄光』や『さよならドビュッシー』など、ミリオンセラーや映像化作品も生まれている。

今回の受賞作品は2026年1月から順次刊行予定。新たな才能の登場に、ミステリーファンの期待が高まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002314.000005069.html