葬儀業界に新たな風が吹き込んでいる。株式会社ディライトが主催する「葬儀の口コミアワード2025」の中間発表が行われ、顧客満足度の高い葬儀社が明らかになった。このアワードは、実際のデータに基づいて葬儀社を評価する画期的な取り組みだ。

アワードの特徴は、単なる印象や主観ではなく、実際の受注件数やお問い合わせ件数といった客観的なデータを基に評価を行っている点だ。さらに、AIによるベイズ推定モデルを導入し、大手から中小企業まで公平に評価できるシステムを構築している。

中間発表では、関東エリアや近畿エリアを中心に、各都道府県のトップ葬儀社が明らかになった。例えば、東京都では「あゝ家族葬」が1位を獲得。大阪府では「ライフアンドデザイン・グループ西日本株式会社」が首位に立っている。

評価の基準となるのは、主に「受注率」と「問い合わせ数」の2つ。特に受注率はスコアの約8割を占める重要項目だ。つまり、1件1件のお問い合わせに対し、どれだけ確実に受注につなげられたかが高く評価される。

葬儀社がスコアを上げるためには、「受注率を上げながら、問い合わせを安定的に増やす」ことが重要だ。具体的には、初回対応の迅速化や丁寧な対応、明確な見積もり提示などが効果的とされている。

今回の中間発表はあくまで途中経過であり、11月30日の最終発表まではスコアの変動や順位の逆転も十分にありうる。各葬儀社にとっては、この1か月が受賞への大きな鍵となりそうだ。

「葬儀の口コミアワード」は、葬儀社選びに悩む人々にとって貴重な指標となるだけでなく、葬儀業界全体のサービス向上にも寄与することが期待される。最終結果の発表と12月1日の特設サイト公開が、業界関係者のみならず、一般の人々からも注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000136732.html