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宮沢賢治の世界が日本画で蘇る!銀座で開催される「注文の多い展覧会」が見逃せない理由

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報道発表
『どなたもどうかおはいりください』日本画(立体) 宮沢賢治「注文の多い料理店」より (プレスリリースより)

日本画の新たな魅力を発見できる展覧会が、銀座で開催される。日本画家・能島浜江氏による「注文の多い展覧会」だ。宮沢賢治の名作をモチーフにした作品群は、文学と美術の融合を体感できる貴重な機会となりそうだ。

展覧会では、『注文の多い料理店』『毒もみのすきな署長さん』『洞熊学校を卒業した三人』の3作品から着想を得た日本画と立体作品、計13点が展示される。能島氏の作品は、観る人の心に響く詩情豊かな世界観が特徴だ。言葉を超えて物語の世界に引き込まれる体験ができるかもしれない。

注目すべきは、展覧会期間中に開催されるワークショップだ。子ども向けには「空想動物をうちわに描こう!」、大人向けには「墨と金泥の世界 色紙に描く動植物」が用意されている。日本画の技法に触れられる貴重な機会なので、アート好きは見逃せないだろう。

能島氏は日展所属の気鋭の作家で、2024年には文部科学大臣賞を受賞している。日本画家の家系に生まれ、幼少期から日本画に親しんできた背景が、独特の感性を育んだのかもしれない。宮沢賢治の物語との出会いが、さらに作品の奥行きを深めているようだ。

「モノガタリトワタシ」をテーマに制作された今回の展示。能島氏は「あつくもなく つめたくもない-なまあたたかな眼差しでご覧いただけましたら幸いです」とコメントしている。この言葉からも、作品に込められた繊細な感性が伝わってくる。

「注文の多い展覧会」は、2025年10月23日から11月5日まで、銀座のナカジマアートで開催される。入場料は無料。日本画の新たな可能性を探る、この秋注目の展覧会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000154535.html