高槻城公園芸術文化劇場南館が快挙!7度目の受賞で木材利用の新たな可能性を示す
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大阪府高槻市の新たな文化芸術の拠点として注目を集める高槻城公園芸術文化劇場南館が、木材利用推進コンクールにおいて「林野庁長官賞」を受賞した。これにより、同劇場の建築関連の受賞歴は7回目を数え、その革新的なデザインと木材活用の取り組みが高く評価されている。
高槻城の二の丸跡地に令和5年3月18日に開館した同劇場は、周囲の自然環境と調和しつつ、木材を効果的に活用した設計が特徴だ。エントランスは公園の散策路と一体化し、外壁には城下町の格子戸をイメージした木材が張り巡らされている。さらに、館内の手すりやフロアマップにも大阪府産材を使用するなど、地域木材の活用にも積極的に取り組んでいる。
審査員からは「内外装に木ルーバーが張り巡らされ、光と緑があふれる開放的な空間が創り出されている」との高い評価を得た。この受賞は、木材利用の推進と地球温暖化防止への貢献、さらには利用者にとって快適な空間づくりへの工夫が認められた結果といえる。
同劇場の魅力は、北摂最大の客席数を誇るトリシマホール(1505席)や、緑を望むコンサートホールの太陽ファルマテックホール(205席)、演劇やダンス公演に適したサンユレックホールなど、多様なニーズに対応する施設群にもある。また、10室のスタジオを備え、日常的な利用も可能となっている。
高槻城公園芸術文化劇場南館の成功は、歴史的景観と現代的機能性の融合、そして地域資源の有効活用という点で、今後の公共施設設計のモデルケースとなりうるだろう。木材利用の新たな可能性を示すこの建築物は、環境に配慮しつつ文化振興を図る21世紀型の公共施設のあり方を提示している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000753.000118013.html