陶芸家・村田言恵の個展「Mellow Ceramics ii」が、2025年10月17日から11月2日まで、東京・神田神保町のKOMIYAMA TOKYO（小宮山書店）で開催される。昨年に続く今回の展示では、新作セラミック作品約30点が発表される予定だ。

村田言恵の作品は、民話や伝承から着想を得た架空の動物たちをモチーフにしている。丸みを帯びた造形で表現された動物たちは、静かで凛とした表情を見せながらも、今にも動き出しそうな躍動感を秘めている。マットな質感にガラスの粒が煌めく幻想的な作品群は、見る者の心を捉えて離さない。

石川県出身の村田は、金沢や沖縄で陶芸を学び、現在は富山県の氷見で創作活動を行っている。主に植木鉢を中心に制作しており、その作品は土を入れ、植物を植えて育ったときに完成する独特の構図でデザインされている。釉薬の自然な動きをあえて残し、ぽったりと溶けるような滑らかな手触りの作品には、触れた人の心を豊かにしたいという作家の思いが込められているという。

会期中、月・木・金・土曜日は12時から18時30分まで、日曜・祝日は12時から17時30分まで開廊している。火曜日と水曜日は休廊日となる。入場は無料で、陶芸ファンはもちろん、アート愛好家にとっても見逃せない展示となりそうだ。

村田言恵の作品世界に触れ、日常に彩りを添える特別な一点を見つけに、ぜひKOMIYAMA TOKYOへ足を運んでみてはいかがだろうか。幻想的な動物たちとの出会いが、きっと心に残る体験となるはずだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000011601.html