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戦後の捕虜収容所で「忠臣蔵」上演!? 話題の歴史サスペンス『ラバウルの迷宮』が未来屋小説大賞にノミネート

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報道発表
プレスリリースより

終戦直後の南洋ラバウル。そこには約10万人の日本兵が取り残され、捕虜収容所に収容されていた。この史実をモデルに、実力派脚本家・鈴木智が小説デビューを飾った『ラバウルの迷宮』が、第9回未来屋小説大賞にノミネートされた。

本作は、GHQが禁じていた「忠臣蔵」の上演をめぐって繰り広げられる歴史サスペンス。ラバウルの第九収容所を舞台に、密かに広がる暴動の噂、潜入した元情報士官の密命、そして芝居上演計画の謎が絡み合う。南国のジャングルに舞う雪、封印された極秘事件、かつて殺し合った兵士たちに芽生える絆など、読者を惹きつける要素が満載だ。

著者の鈴木智は、モントリオール国際映画祭最優秀脚本賞や日本アカデミー賞優秀脚本賞など、数々の栄誉に輝く実力派。本作は約20年の構想期間を経て生み出された渾身の一作で、戦後80年を迎えた日本人の「生き方」を問う壮大なスペクタクルとなっている。

作家・演出家の鴻上尚史氏は「映画化を熱望します!」と絶賛。文芸評論家の細谷正充氏も「異色の舞台と題材。謎を呼ぶストーリー。熱き人間ドラマ。この作品、どれもが面白く、読みどころが多すぎる」と高く評価している。

『ラバウルの迷宮』は、2025年8月8日に河出書房新社から発売予定。四六判336ページ、税込2,200円。日本人の誇りと戦後の希望を賭けた、大舞台の幕が今まさに上がろうとしている。歴史好き、ミステリー好きはもちろん、人間ドラマを楽しみたい読者にもおすすめの一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001064.000012754.html